【パーソナルカラーアナリスト】診断ができることより大事な「色を見分ける能力」

パーソナルカラー

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パーソナルカラーの流行とともに、仕事に活かしたい、洋服やコスメ選びに活かしたい、診断ができるようになりたいと、自ら勉強し資格を取得しようとする人が増えています。私が所属している某協会の検定試験説明会にも、毎回多くの申し込みがあります。

独学でも習得することが可能で、実生活に即生かすことができるというメリットがありますが、

パーソナルカラーを学び検定に合格すると、=(イコール)パーソナルカラー診断ができる

というわけではありません。

似合う似合わないの判断は、パーソナルカラーをしっかりと学んだその先の訓練を重ねたうえでできること。「〇〇タイプの診断ができる」とか「パラパラとドレープを手際よく捲るパフォーマンス」よりもずっと大事なことは、色を見分ける能力が備わっているかどうかなのです。

パーソナルカラーを学ぶ上で大事なこと

基礎的な色彩学を理解する

私たちにはなぜ色が見えているのかを知っていますか?
そんなこと考えたこともないという人もいるかもしれませんが、なぜ色が見えているのかを知っていないと、正しく色を見分けることはできません。

買ってきた服がお店で見たときとは色が少し違っていた、という経験はありませんか?

もちろん服が変色したわけではなく、気のせいでもありません。お店と家の照明の色が違うからです。アパレル店は、温かみを感じる電球色の照明を使用しているところが多いです。同じ色でも照明によって見え方が異なり、黄色い照明下では、実際の色よりも黄みを帯びて見えます。

正しく目的に合った色を選択するためには、このように、色が見えるしくみなど、基礎的な色彩の知識について理解していることがとても大切なのです。

とにかく色を目で確かめて見極めることのできる訓練をする

色彩学の理論や、それに基づいたパーソナルカラーの理論は、テキストに書いてあることを学習すれば身につきます。実務に結び付けるには、さらに理論に沿った色を自分で選び取ることができる能力が必要になります。人が見分けることのできる色数は数百万色以上あると言われています。ですので暗記ではなく、色を見分けることのできる目の力を養わなければなりません。

◯色彩学の理論から、色を高彩度、中彩度、低彩度に分別する
◯パーソナルカラーの理論から、色の効果に合わせた色選択をする

これらがスムーズにできるようになるには、とにかく色を目で確かめて、見極めることのできるよう訓練を積んでいくことが必要です。実際に、パーソナルカラーアナリストや講師としてすでに活躍している人も、これらの訓練を続けて目の力を養っています。


パーソナルカラーには、アパレル、コスメ、ヘア、ネイル、ファッション小物等、色を扱う様々な分野で役立つ知識がたくさん詰まっています。アナリストになって似合う色の診断ができるようになることだけがパーソナルカラーの学びではなく、目的に合った色選択ができること、これこそが生かせる能力なのです。

パーソナルカラーをこれから学びたいと考えているのであれば、診断士になるための講座ではなく、色を見分ける能力が身につく講座を選ぶことをお勧めします。

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